ほんトノトコロ

小説を中心に読書感想文を掲載します。 書評の域には達しておりませんので悪しからず。 好きな作家は江國香織、吉田修一。

先月から集中的に読んでいる犯罪についてのレビューです。

2002年に発覚した、いわゆる北九州一家殺人事件についての書籍です。
マインドコントロールに基づく史上稀に見る凄惨で残虐な事件であり、その残虐性の高さゆえに報道機関が報道規制を敷いたという、文字通り類を見ない事件となりました。


Wikipediaをはじめとして、本書を参考文献としてインターネット上に概要は載っていますが、
閲覧はおすすめはいたしません。
堪えようのない気分の悪さと、ともすれば人間不信になる可能性が高いです。

本書のレビューについても、ただ単に読了しました、という事実だけを記させていただきます。

この事件を知ったのは尼崎連続殺人事件を調べている過程でしたが、尼崎事件と同様に人間を支配するということがこのようにして行われるのかとただただ慄くばかりです。
以前も述べましたが、弱味につけこもうとする魔の手から初期段階で逃れる、あるいは絶対に繋がりを持たないようにする、としか防御策は考えられません。

Wikipediaなどで概要を知っていたので、本書についてはほぼ予想通りであり、著者の豊田さんが後書きに一縷の希望の光を記していたことは救いでした。


しかし、2日がかりで読んだのですが、一日目の夜に本当に胸糞の悪くなるような夢を見て、また読んでいる最中に吐き気を催したことは付け加えておきます。


犯罪心理学などに興味のある方でこの事件を知らない方は知っておくべき事件だと思いますが、間違ってもお勧めはできません。
覚悟を決めて事件の概要を理解した方が読めばいいと思います。


法廷での陳述を事細かに描写して事件の全容を掴んだ豊田さんの取材力には頭が上がりません。これだけの事件ですから相当なストレスもあったはずです。

犯罪を紐解く書籍は他にも何冊か読みましたが、本書をもって、当該ジャンルのレビューは打ち止めにさせていただきます。

読んで正解だったとは思いますが、そもそもこの事件のことについては知らない方が正解であろうと思います。繰り返しになりますが。


また小説を中心としたレビューに戻しますので、今後もお付き合いください。

採点不可。





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